第5回三井ゼミ

2020.05.12

大学は今週からオンラインでの授業が始まりました。私たち4年は,このゼミ以外の講義をまだ受けておらず,大学が始まった感覚はあまりありませんが,場所に関わらず勉強する姿勢を決して失うことが無いように日々励んで参ります。

今回は,教員採用試験の面接練習を行いました。本年度の三井ゼミには,三井先生の他に指導教員がもうひと方いらっしゃいます。

小田切先生(理科専攻)です。

三井ゼミは5回目の開催でしたが,都合上今回が初の参加となりました。小田切先生からは主に,面接試験での心構えをご指導していただきました。

【会話を楽しむこと】

小田切先生より,面接は「会話」であるとご指導いただきました。
機械的なやり取りの中では,自分の意思を伝えることはできても,自分がどのような人間かは伝わらないと考えます。質問されたことに対して,自分が知っていること・知らないことをはっきりと伝えられるなど,素直な言葉で「楽しむ」受け答えが「会話」です。

また,三井先生から面接官と仲良くなることを意識して臨むことをご指導していただきました。

面接試験は,自分のことを面接官の先生方に知っていただく時間です。面接官は教員であることが多いため,一緒に働きたい,と思ってもらうことが重要であり,短い時間の中で簡潔かつ的確に伝えることが求められます。相手は何を言っているのか,求めている答えは何なのかを冷静に判断し,受け応える能力を身につけることが必要であると考えました。

面接官との「会話」を「楽しむ」ことが,面接試験において重要であるということを念頭に,面接練習を重ね,試験当日にも臨んでいきたいです。

【練習すること】

小田切先生からは,面接が緊張すると感じるのは練習が足りていないから,とお話していただきました。面接という形で「会話」をすることに慣れていないために,緊張するということです。練習が何よりも大事と,力強くおっしゃって頂いたことが印象に残っています。

加えて,三井先生との面接練習の際にも,練習の必要性を痛感しました。
三井先生に面接官になっていただき,他のゼミ生は客観的に受験者(答えるゼミ生)をみるという活動を行いました。面接練習は全員初めてでした。

その際,受験者の印象を記録していきました。顔が怖いという印象を受けたり,回答に詰まった時に焦る様子が伝わってきたり,うまく回答できているように見えても謙虚さが見られなかったりと,それぞれの課題が多く見つかりました。

自分たち自身の課題を改善するには,練習で補うほかありません。改善すべき点は何なのか,お互いに指摘し合いながら,練習を重ねていきます。

採用試験において,面接はとても大きな割合を占めています。面接官との「会話」を楽しめるようになるためにも,面接練習を積み重ねて当日に臨みます。(荒川)