第7回三井ゼミ

2020.05.26

本日のゼミでは、ゲスト講師として北杜市立泉小学校の藤森啓太先生にお越しいただき、私たちゼミ生の教員採用試験に向けた面接練習や、藤森先生の教職人生についてお話いただきました。

【面接練習】
教員採用試験に備え、本日のゼミでも面接練習を行いました。

本日ゲスト講師として参加いただいた藤森先生に面接をしていただきました。それぞれ面接練習を行い、藤森先生より、「根拠を論理的に言うことで、伝わりやすくなる」とご指導いただきました。このことは、説明する際には基本的なことです。しかし、面接の場になると、意識できず伝わりにくいなってしまうので、これから意識していきたいです。また、藤森先生の教員採用試験での経験談もお話いただきました。お話の中には、動揺してしまう要因をなるべく作らないようにする、とありました。

小さなことでも気をつけ、試験本番は万全の状態で臨みたいと改めて考える機会となりました。

最後に言葉に責任を持つ、ということをご指導いただきました。自分が発した言葉に対し、面接官は質問を構成することが考えられるため、その言葉を発した理由や根拠などの責任が必要となります。マニュアル通り言うのではなく、責任感を持ち発言することを意識します。

【私の教職人生】
藤森先生の教職人生の中で、以下の5つの大切さを伝えてくださいました。

1.足で稼ぐ

2.常にPDCAサイクルで更新し続ける

3.目先の変化に執着しない

4.子どもは学校でも育つ

5.謙虚さを忘れない

これらの話の中で、印象深い学びをこちらに記載します。

「子どもは担任を選べない」

教員という職業は、人の人生に関わる職業であり、人の人生を変える職業です。

そのため、責任はとても大きい職業だと言えます。

「人生を変える」

この言葉には考えられるケース①・考えられるケース②の2つがあります。

藤森先生は以下の例を挙げられました。

考えられるケース①

 たとえば,不登校であった児童が学校に来るようになった

考えられるケース②

 たとえば,突然児童が不登校になった

②の例に対して、藤森先生は「責任を全て抱え込まない」ことの大切さをお話されました。

不登校になってしまった児童がいた場合、気負いすぎず,解決策を前向きに考えていくことが大切であることを学びました。

また、「学校に戻ることがその児童のゴールではない可能性もある」ということもお話いただきました。学級から一人不登校の児童が出てしまった場合、私はその責任に耐えられないかもしれないと考えます。

しかし、藤森先生のお言葉で考えが変わりました。大切なことは、児童の考えや背景であり、教師の価値観を植えつけてはいけないということです。

不登校の児童が出てしまうことは辛いことですが、その児童がなぜ不登校となったのか、その背景に何があるのか、前向きな取り組みとは何か、を考えた上で、教師は行動しなくてはいけないことを学びました。

本日、藤森先生よりご指導いただいたことを、学校現場に出た際に活かせるようにします。

ありがとうございました。(内田)