G-Suiteの体験

教職科目「教育の方法と技術」では,児童生徒によるICT活用について扱いました。

社会における情報化の急速な進展に伴い,学校現場でも教育の情報化が進んでいます。

文部科学省(2020)教育の情報化に関する手引ー追補版ー(https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/mext_00117.html)の記述から抜粋すると,以下のように学校現場ではICTの活用が必須であることがわかります。(太字は筆者)

・社会生活の中でICTを日常的に活用することが当たり前の世の中となる中で(中略),ICTを活用できる環境を整備し,活用していくことが不可欠である。

・ICTは,教師の働き方改革や特別な配慮が必要な児童生徒の状況に応じた支援の充実などの側面においても,欠かせないものとなっている。

・これからの学びにとっては,ICTはマストアイテムであり,ICT環境は鉛筆やノート等の文房具と同様に教育現場において不可欠なものとなっていることを強く認識(後略)

教員養成段階においてもICTを使いこなし,現場に出た際にICTを効果的に活用した授業が実践できなければなりません。本科目では,LMSとしてGoogle Classroomを使い,課題も連絡もこのGoogle Classroomを活用してきました。

Google Classroomを含めたG-Suiteには,他にも多くの便利な機能があります。今回は,その中からGoogleスライドとJamboardの演習を行いました。ただ,今回初めて触れる学生も多かったので,まずは基本的な機能と特徴を理解することを目指しました。

Googleスライドでは,チームで1枚のスライドを共有して,「静岡県の魅力を伝える」をテーマにスライドを作成しました。

Jamboardでは,「夏」を表現することをテーマに,1人1分でローテーションしながらグループで作品を完成させていきました。

どちらの活動も共同編集の良さを体験できたのではないかと思います。今回は,ゲーム要素を入れながら楽しみながら操作を体験してもらいました。操作に慣れるにはゲーム感覚で行うのが効果的です。

ここから,授業でどのように組み込めばよいのか,ということにつなげてもらえればと思います。