第15回三井ゼミ

2020.08.03

第15回ゼミ記録

本日,第15回のゼミが行われました。
前回に引き続きオンラインでの開催となりました。

【IDの視点で考える動機付け】

はじめに,三井先生からARCS(アークス)動機付けモデルについてお話がありました。ARCSとは,Attention・Relevance・Confidence・Satisfactionの頭文字から取っています。それぞれの意味は順に,注意(おもしろそうだな)・関連性(やりがいがありそうだな)・自信(やればできそうだな)・満足感(やってよかったな)です。この理論を活用すると、授業をする際や教材を開発する際に学習者の動機付けを高めることができます。

実際の授業の例を用いて,ARCS動機付けモデルで分析してみるとよくわかります。その授業は算数の引き算の内容で,どんぐりなどの具体物を黒板で提示することで興味をひく工夫がみられました。他にも,学習者が満足感を得るために類題を解かせて達成感を持たせることや,自信を得るために操作活動を多く取り入れて体験的に学ばせることを自然に組み込んで授業をしています。導入部分だけで動機付けを高めようとすることがなく,授業全体に動機付けを高める工夫を散りばめることを意識して,授業に組み込んでいけるようにしたいです。

【三井ゼミ30ヶ条】
4年生からのミニレッスンは,三井ゼミ30ヶ条の半分を教えていただきました。三井ゼミ30ヶ条とは,ゼミで活動していくための心構えです。例えば,SNSの使い分けや報告・連絡・相談といった非常に重要なものがあります。ここでは,30ヶ条の中でも特に守る必要があるとゼミ生が決めた三井ゼミ3ヶ条を取り上げます。

 1:期限の厳守

 2:毎日研究

 3:必ず返信

まず1と3はゼミだけでなく,社会に出てからも必要になってくる力です。また,この二つはどちらも,人が関わってきます。自分だけのことではなく,人に迷惑や負担がかかるため,必然的に守って行動する必要があることがわかります。そして2は,継続が重要であることを意味しています。そのため,1日のどこかの時間で研究に取り組むことができるように考えて行動する必要があります。

これら3ヶ条は,30個の中の一部ですが,教わった15個も意識してゼミの活動や研究に取り組んでいくようにします。

(南條)