日本教育メディア学会で発表

日本教育メディア学会第27回年次大会で発表をしました。また,今回は座長のお仕事も付いてきました。

今回の研究内容は,佐藤先生@信州大学,Google for Educationと共同で進めている1人1台端末を活用した実証研究の成果の一部です。夏季休業中に児童が端末を家庭に持ち帰った場合に,どのくらいの頻度で端末に触れるのか,また,児童や担任教師はどのような意識を持つのかを調査しました。

GIGAスクール構想もあり,今後,全国の小中学校で1人1台端末が導入されます。その際に,端末を家庭に持ち帰る状況が考えられます。そうした際に役立つ知見になれば,との思いでデータをまとめました。発表では今後の研究につながるアドバイスや質問をいただき,大変有意義でした。

今年度はオンラインでの学会が主流となりました。本来なら岩手県立大学で開催予定だったのですが,今日は研究室からの参加です。実際に岩手を訪れ,その土地に触れるのも楽しみなのですが,移動の時間的・金銭的コストが抑えられるメリットも感じています。

来週は,日本教育工学会(JSET)研究会での発表です。秋は学会ラッシュです。

今回の関連発表は次のとおりです。

1人1台情報端末の持ち帰りによる夏季休業中の家庭学習の実践
三井 一希, 吉田 康祐,細谷 国右,中野 生子,佐藤 和紀
2020年度日本教育メディア学会第27回年次大会(発表論文集,21-22) 2020年10月17日

メディア・リテラシーの視点からみるコロナ禍以降の小学校におけるオンライン教育の実践事例の検討
手塚 和佳奈, 佐藤 和紀,三井 一希,堀田 龍也
2020年度日本教育メディア学会第27回年次大会(発表論文集,113-116) 2020年10月18日