日本教育工学協会(JAET)の全国大会で発表を行い,座長も務めました。本来は鹿児島で開催予定でしたが,他の学会と同様,オンライン開催となりました。
JAETは現場の先生方が多いところが特徴です。今日もたくさんの実践研究の発表がありました。プログラミング教育や1人1台端末を活用した実践が多かった印象です。来年度は,GIGAスクール構想の実現で1人1台端末を活用した実践がさらに増えていくことが予想されます。来年度は大阪での開催ですが,さてどうなることやら。
自分の発表は,Chromebookに初めて触れた児童が2カ月経過後に学習の効果や課題として何を感じるのか,ということを分析したものでした。教員時代最後の担任クラスでデータを取得したものです。堀田先生@東北大学に端末を提供していただき,実現できた実践でした。全国一律の臨時休業直前でデータを取得しておいたもので,その頃はこんな世の中になるとは思いもよりませんでした。まさに予測不可能な時代です。
今回の関連発表は以下のものです。
鈴木美森,佐藤和紀,三井一希,中川哲,山本朋弘,堀田龍也(2020)プログラミング教育推進校の学習指導案における「本時の目標」に関する分析.第46回全日本教育工学研究協議会全国大会発表論文集:104−107
三井一希,荒川詠美,鈴木美森,佐藤和紀,中川哲,堀田龍也(2020)授業でChromebookを使い始めた児童が2ヵ月経過後に感じる学習の効果と課題.第46回全日本教育工学研究協議会全国大会発表論文集:170-173
稲木健太郎,佐藤和紀,三井一希(2020)台湾の公立学校における校内研修の事例報告.第46回全日本教育工学研究協議会全国大会発表論文集:204-207
池田彩乃,南條優,三井一希,佐藤和紀,堀田龍也(2020)小学生による家庭学習へのオンライン支援の試行.第46回全日本教育工学研究協議会全国大会発表論文集:246-249
手塚和佳奈,佐藤和紀,三井一希,堀田龍也(2020)メディア・リテラシーの視点からみるコロナ禍以前の小学校における遠隔・オンライン教育の実践事例の一考察.第46回全日本教育工学研究協議会全国大会発表論文集:318-321