2020.12.09
本日,第31回三井ゼミが行われました。
今回は三井先生から困った時の行動についてのお話と,3年生の研究相談,4年生からのミニレッスンがありました。
【言葉にする】
三井先生から,「言葉にすること」についてお話がありました。現在,4年生方の卒業論文に,私たち3年生がコメントをしています。どんなことでもいいから指摘をすることが4年生のためになるとご指導いただきました。コメントをする時に代替案を出すことができることが1番卒業論文を書いている人の力になります。しかし,すべて代替案を出すことは難しいので,まずは,誤字脱字を指摘していくことを行っていきます。そして,少しずつコメントの質を上げられるようにしたいです。
また,困ったときの対処法については三井先生が現場で苦しい時に行っていたことのお話がありました。三井先生は日々苦しいことや思ったことなどを書き出していたそうです。考えていることや思っていることを,一度すべてメモに書いてメタ的な視点で分析することで,自分の考えをまとめることができるそうです。そして,やらなければいけない課題をすぐに行うことで,頭に負担をかけていかないようにすることも心がけていたそうです。
この2つを継続することでスピード感につながっていくとご指導いただいたので,困ったことがあれば言葉にして考えをしていこうと思います。
【分析視点を持つこと】
4年生からのミニレッスンでは,小学校での授業分析の視点を1つ紹介していただきました。観察者数人で
①授業中の教師の発話数・発話内容
②授業中の児童の発話数・発話内容
③5分ごとの授業の主な活動の撮影
の役割を分担して授業を観察します。発話内容を分析する時にはAIテキストマイニングを活用して,どの言葉が多く使われているかを調べます。例えば,児童が「先生」と言う回数が多いと,先生に頼ることが多い授業であると分析できるように,言葉1つからでも授業を分析することができます。
授業をただ観察するだけでなく,視点を1つ持つことで授業から読み取れることが多くなると思います。授業観察を最大限に活かしていけるようにしていきたいです。
3年生の成果発表会まであと1か月となりました。発表を先輩方に確認していただき,自分の研究成果をわかりやすく伝えられるようにしていきたいです。
(夏目)