2021.02.24
本日,第40回三井ゼミが行われました。
【三井先生から】
今回のゼミでは,2月20日に静岡市クリエイティブタウンま・あ・るで行ったプログラミング講座の振り返りをしました。三井先生から,授業者としての在り方(授業をすることへ)のお話がありました。
教師は年間約1000回の授業をします。そして,ほとんどの人が授業を受ける経験をします。多くの人が授業を受ける経験をする分,誰しもが教えることができると思いがちであり,授業は容易くできると考えられています。しかし,多くの人が教える側に立つことは少なく,ベテラン教師と若手教師が行う授業には大きな「質」の差がある事を学びました。
数回の授業を経験をした大学生と10,000回授業した教師で,授業や指導に「質」の違いが出てきます。この「質」を高めるために大切なことは,1年で約1000回行われる授業を,何年も繰り返し積み重ねて授業を経験することです。教師は1年で1000回,5年で5000回,10年で10000回授業をします。そして,このような授業の経験は積み重なり続け,終わることはありません。だからこそ,私たちは,教師になってからも終わりなき学びを積み重ねていく必要があります。今回のお話では,教師として持つべき姿勢について学びました。授業や指導の「質」を高めるために経験を蓄積させていくことはもちろん,学びを積み重ねる事を教師になった時に実践するのではなく,今のうちから実践していきたいと思います。
【研究進捗】
今回の研究進捗では,新たな研究を始める気付きを与えて頂きました。自分の研究には,精緻化されてない検討すべきことがあります。今後は,その検討すべき事に新たな研究としてアプローチしていきたいと思います。また,先輩方は教員採用試験に向けた勉強にも取り組んでいくことになります。私自身も2年後には同じ立場になるため,今のうちから3年生と一緒に学んでいき,勉強のお手伝いができるようにしたいと思います。
また,ゼミ生それぞれの研究も少しずつ研究計画の見通しが見えつつあります。研究や地域貢献だけでなく,ゼミ以外での交流を充実させ,一丸となって学びを止めることなく活動していきたいと思います。
本格的に3年生+自主ゼミ生が中心に活動するようになりました。その中で,4年生が築き受け継いできた良い伝統を継承するためにも3年生+自主ゼミ生に変化が求められています。4年生が卒業した後でも,充実した研究,活動が行えるように,ゼミ生同士で高めあいレベルアップしていきたいと思います。
(石切山)