第42回三井ゼミ

2021.03.10.

本日,第42回のゼミがオンラインで行われました。今回のゼミにはゲストとして,スクーミー(https://schoomy.com/)の塩島さんにお越しいただきました。

【塩島さんのお話】

 「スク-ミー」という会社は,プログラミングやアプリ開発を通じて児童生徒の学びをサポートしている会社です。今回は,塩島さんがこれまで行われてきた実践や,実践の中で児童生徒に学んでほしいと考えていることをお話しして下さりました。

 これまで行われてきた実践には,小学校で「SchooMyボード」を活用して縄文時代にITがあったら何ができるのかを考える活動や,「スク-ミーアプリクリエーター」を活用して地域の問題を解決するためのアプリを作成する活動などがあると伺いました。

 塩島さんには,こうした活動を通して児童生徒が学校や地域の問題を自分ごととして考えるようになってほしいという願いがあるそうです。そのため,児童生徒が「自分自身で学校や地域の問題を発見し,解決しようとすること」ができるような課題を設定するようにしているといいます。

 教育学部に所属していると,なかなか教員や教育関係者以外の職種の方に出会う機会はありません。今回,塩島さんにお話を伺う中で,教員という仕事以外にも子どもたちの学びを支援したい,より良くしたいと考えている方々がいらっしゃることを実感することが出来ました。また,こうした教材を開発してくださる方々の思いを受け取り,子どもたちの学びにつなげることが教員の役割なのだろうと考えます。塩島さん,貴重な学びの時間をありがとうございました。

【外部の方々との関わり】

 三井ゼミでは,ゼミ生が様々な研修会や講座に関わらせていただいたり,研究会に参加して現職の先生方や教育に関する職種の方々とお話をさせていただいたりする機会が多くあります。学生である私たちにとって,そうした機会は大変貴重なものです。

 私たちのような学生が研修会や講座,研究会といったものに関わらせていただける背景には,三井先生やゼミの先輩方が築いてきた多くの方との信頼関係があります。私たちは,この信頼関係の上で参加させていただけていることを自覚するとともに,それを壊すことが無いよう,十分に配慮した行動をとることが求められます。

 普段,学生同士で関わる際には言葉遣いや態度,時間への意識などに多少ルーズな部分があっても許されてきました。しかし,研修会や講座のように社会人の方々と関わる場面において,無礼な言動があったり,時間を守れなかったりすることがあれば,一瞬で信用を失うことになります。そうならないよう,日頃から返信を早くするように心がけたり,メールの打ち方・言葉の選び方に注意したりと,社会人としての言動を意識していきます。

 また,これからは私たち学生が中心となって企画・運営を進める講座も行われます。授業者である私たちへの評価がそのまま関わってくださる先生方への評価につながるため,責任は重大です。参加者の方々に伝えたいことは何か,それを達成するために必要なことは何かを具体化しながら授業を構想するとともに,本番で慌てたり困ったりすることのないよう,準備や練習を進めていきたいと思います。

 本日から3年生は,教員採用試験に向けた対策テストが始まりました。この対策テストにも先生や先輩方をはじめ,多くの方々にご協力をいただいています。サポートしてくださる方々への感謝を「全員合格」という形にできるよう,勉強していきます。

(池田)