第66回三井ゼミ

2021.10.13

本日,第66回三井ゼミが行われました。

3年生の対面ゼミは今回が初めてでした。

【先行オーガナイザー】

 三井先生から「先行オーガナイザー」についてお話がありました。これは,学習者に学ばせたい知識を整理したり対象付けたりする目的で,その知識に先行して提供する「枠組み」のことです。新しいことを教える前に枠組みを示すことで,学習者が学びの見通しを持ちやすくなり,内容を理解しやすくなります。

 例えば,子供に何かを伝える時に「今から大事なことを3つ言います」という前振りをすると,子供は「これから3つ大事なことを言われるんだ」と見通しを持つことができます。

 このように教師になった際,この考え方は大変重要です。子供たちが教師の発言を理解しやすくするために,教師として分かりやすく伝える工夫を理論や方法を学びそれをもとに考えていきたいです。

【タテヨコの関係】

 本日の4年生コーナーでは「アドラー心理学から見るタテヨコの関係」について教えていただきました。

 タテは「上下」の関係で,ヨコは「対等」の関係です。お話の中でヨコの関係で大切なことは,「共同体感覚」だと学びました。これは他者を仲間だとみなし,そこに自分の居場所があると感じることができる感覚のことです。このようなヨコの関係を築くには相手のことを知る,相手の気持ちになって考えるといった様々な方法があります。どの場面においても,タテの関係も大切ですが,ヨコの関係も大変大事なものになります。

 三井ゼミのモットーである「ゼミはチーム」を体現するために,これからも3年生同士で高め合い,素晴らしいヨコの関係を築いていきたいです。

【関心のある研究キーワード】

 本日のプレゼンのテーマは,「関心のある研究キーワード」でした。3年生はこれまでの経験や学びから内容を考え,発表を行いました。仲間がどのようなことに関心を持っているのか初めて知ることができました。これから本日の発表を基に,研究テーマを決め,研究を進めていきます。今後も三井先生のご指導のもと,ゼミの仲間と高め合い研究を行っていきます。

 本日は対面でゼミが行われたため三井先生,4年生,3年生の仲間と直接会って話をすることができて嬉しかったです。プレゼンの仕方のようなオンラインでは学ぶことのできないスキルも対面でのゼミを通じて身に付けていきたいです。

(鈴木)