第90回三井ゼミ

2022.01.26 第90回三井ゼミ

 後期の授業は終了しましたが,三井ゼミでは学びを止めないためにゼミ生で話し合いの末,春休みもゼミを行うことに決めました。

【求められる教育】

 三井先生からこれからの時代に求められている教育に関するお話をしていただきました。現場では学習者主体の授業が実現できていない様子が見られるそうです。授業を通して,学習者が教師よりも思考・判断・表現を行うべきであり,教師主体の授業では児童は飽きてしまいます。また,思考を働かせる活動ができていても,結局まとめるのは教師になっていたり,1人1台端末の良さを生かされていなかったりと,ICTの導入前と変わらない授業になっています。

 私の今年度の小学校実習を振り返ると,時間内に終わらせないといけないという意識から,教師が主導となって授業を進めてしまい,児童の思考する機会を奪っていたかもしれません。

 これまでの授業観をアップデートし,教師が一方的に児童に教える形の授業だけでなく児童同士が学び合ったり,児童が主体的に学んだりすることが大切です。学びをデザインして児童の学びを支えることができる姿を目指したいです。

【研究を止めない】

 本日も研究相談を行いました。私たちの研究には,三井先生をはじめ4年生の先輩,アンケートやインタビューに協力してくださった先生や学生が関わっています。そのため,研究に対して真摯に取り組み,学術の世界に貢献することによって恩返しをしなければなりません。スピード感をもち,春休みは比較的時間が自由なので,自分が今何をするべきなのかを考えて自己調整していきたいと思います。

(小林)