第101回三井ゼミ

2022.05.25 第101回ゼミ

昨日も前回と同様,三井先生と指導教員の笛木先生から面接練習を中心にご指導をいただきました。

【「学習の複線化」で考える授業デザイン】

 三井先生から「学習の複線化」で考える授業デザインのお話がありました。学習の複線化というのは,子供が学習する際に,さまざまな方法や場面を選択できることを意味しています。調べる活動の場面を例とすると,教科書で調べる,資料集で調べる,端末で調べる,インタビューを行い調べるなど,調べる活動ではさまざまな方法が存在します。このような学習の複線化を踏まえ,授業をデザインしていくことで学習の個性化に繋がり,個別最適な学びが実現していきます。そのため,私たち学生は,令和の日本型学校教育の実現に向けて従来の授業観やスタイルを変化させ,新たな方法を知ったり,模擬授業等で取り組んだりする必要があると感じました。しかし,学習の複線化を行った際に,評価をどのように行えば良いのか分からない,効率が悪くなってしまうのではないか,などのマイナスの意識が働いてしまうこともあります。そこで,まずは行ってみる,そして修正・改善を繰り返していくことが重要だと教わりました。時代が変化していく中で教師に求められること,子供に身につけさせたい力は変化していきます。そのため,今後も学びのアンテナをはり,柔軟に対応できる教師を目指していきます。

【自分の強みを出す】

 今回は三井先生が面接官役をしてくださり,回答者は2人の先生とゼミ生から指導や助言をいただきました。その際に,採用したいと面接官の方々が思われるような強みを伝えることができないのが課題だとご指摘をいただきました。現場で働いている方々は実際に子供を前に授業をしたり,学級経営をしたりと経験豊かです。そのため,講師の方々に経験で勝負していくことは難しいです。そこで,私たちの強みは,様々な活動に主体的に取り組んできた姿勢であったり,保護者の方や子供に対しプログラミングや端末活用など専門的なことで関わってきたりしたことなので,何を学んできたのか,そこから何を感じてきたのかといったことを伝えることができるようにならなければいけないと思います。今一度私たちの強みを考え直し,面接官に伝えることができるように練習を繰り返していきます。

 本日のゼミでも多くの学びがありました。お互いの面接を見合い,客観的な指摘をいただけることは自己理解にもつながるため,ゼミの時間だけでなく,面接練習や研究でも意識し,進めていきたいと思います。

本日もありがとうございました。

(木野)