第102回三井ゼミ

2022.06.01 第102回ゼミ

先日は,三井先生と指導教員の笛木先生に集団討議のご指導をしていただきました.

【集団討議を行う意義】

 笛木先生から,集団討議をする意義について教えていただきました.集団討議では,個人面接とは違い,テーマが与えられます.与えられたテーマについて,集団で話し合って意見をまとめる必要があります.この集団での活動を通して,面接官は傾聴力や発信力,人間性等を見て,教員として相応しいか判断しています.したがって,集団討議では,より良い考えを導くことに加え,活動の中でしっかりと他の意見を聞いたり,自分の意見を発信したり,それぞれの役割を決めたりするなどの積極的なコミュニケーションをとることが大切です.

 

 また,教員採用試験では,集団討議の後に個人面接があり,集団討議での質問がされることを教えていただきました.具体的には,集団討議を行った中で良かったところや失敗したところ,失敗を改善するためにはどうしたらよいか,集団討議を通して変わったところなどが聞かれるそうです.そのため集団討議では,集団活動を通してグループの意見をまとめるだけでなく,自分の思考や活動を通した思考の変容等を把握し,個人面接でも具体的な話ができるようにする必要があると感じました.

 今回は初めて集団討議の練習をしていただきました.個人面接とは雰囲気や形式が異なるため,難しいと感じるゼミ生が多くいました.集団討議にも慣れるよう,練習を重ねて考えをアウトプットしたり,日頃のニュースに関心を持ち,自分なりの答えを持ったりするようにしていきます.

(杉山)