学生によるプログラミング講座

2022.08.25 ま・あ・る記録

 昨日は,静岡県にある静岡市こどもクリエイティブタウンで子供たちに対してプログラミング講座を行いました。ゼミ生が講義者とサポーターを行いました。

【楽しく遊び,学ぶ】

 昨日は,午前と午後にそれぞれ2時間の講座を行いました。対象は,静岡県中部の小学1年生から3年生で,それぞれ13名ずつでした。グリコードは,ポッキーを並べて,ゲーム内キャラクターの「ハグハグ」を泣いている子供のところへ連れていくというプログラミング教材です。今回は,グリコード教材を使い,ポッキーにそっくりなものを使いました。ポッキーの向きや本数を変えたり,「ループ」という繰り返す機能を使ったり,「イフ」というボタンに条件を与える機能を使ったりして,各ステージの問題をクリアしていきます。参加した子供たちは,初めて扱う教材でしたが,1人,または2人でプログラミングを楽しんでいました。ポッキーを並べて写真を撮り,プログラムを実行すると,無事にハグハグを子供のところへ連れて行くことができることもあれば,子供のところへ届かずに終わってしまうこともありました。失敗してしまった時は,子供たちは,作ったプログラムを見直し,修正してもう一度挑戦していました。このような姿から,子供たちは問題を工夫して解決しようとしていることが伝わりました。小学校低学年から,子供達に楽しくプログラミングを経験してもらうことで問題解決能力や,論理的思考が育まれていくと感じました。

【講義者,サポーターとして】

 昨日は,ゼミ生が講座の担当やサポートを行いました。私たちは,昨年度からま・あ・るの講座に参加させていただいています。昨年は,卒業された先輩の講座をサポート役として見て学び,先輩方と同じように子供たちと関わったり前に立って講座を行うことができるのかと不安でした。しかし,これまでの多くの社会貢献活動の機会や,教員採用試験の対策で身につけたコミュニケーション能力や、社会性,授業力などを活かすことができました。今回は,私たち自身が緊張しないようにしたり,講座を進めようと講座のことをだけを考えたりする段階を超え,子供たちとのやりとりや子供が楽しく問題を解決できるような関わり方,進行ができました。

 講座後の振り返りの時間では,ゼミ生からよかった点と改善点が挙げられました。よかった点としては,講義者もサポーターも講座を楽しむことができたこと,休憩時間の回数を1回増やしたことで子供との関係作りやリフレッシュになったこと,子供たちが難しいが楽しかった」という感想をくれたことなどが挙げられました。これらのことから,昨年より私たちも成長した姿が見られました。改善点としては,小学校低学年に対しての指示や発問を工夫することやポッキーのプログラムを読み取りやすくすることなどが挙げられました。「ループ」機能があるとなぜ便利なのかを考えさせたり,多様な子供たちがそれぞれ楽しく集中できるように,全体への説明と個人・協働活動のメリハリをつけたりすることが大切だと感じました。

 私たちがま・あ・るの講座を担当させていただくのは今年度が最後になります。来月は,Micro;bitとMESHの講座があります。次回も子供たちが来てよかったと思えるように,そして私たち自身も教師として大人として成長できるように,準備や練習を進めていきます。

昨日はありがとうございました。

(渡邉)