第2回学びデザイン研究会

2023.4.25 第2回学びデザイン研究会

 本日は、オンラインで第2回学びデザイン研究会が行われました。

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【学習者主体の学びのために】

 三井先生から、教員間が許容するレイヤーの範囲と、探究のプロセスを授業に取り入れることの2点、お話いただきました。

 一点目のレイヤーのお話からは、近年の教育で重視されている考え方や方法には教員間の認識に差があること、それらの中心には、「一人ひとりに力をつけること」があることを学びました。個別最適な学びや協働的な学び、学習者主体の実現のために、ICTの活用や情報活用能力の育成を目指しています。ICTを活用する意義は、最終的に一人ひとりの力をつけるためだということを教師が認識し、子供に最適な学びを提供できるよう日々実践と改善を繰り返していきたいと考えました。

 二点目の探究のプロセスのお話では、子供が見通しを持つことができ、子供主体の学びになること、情報活用能力のように子供に必要な資質・能力を身に付けやすいということを学びました。子供が多様化し、学校教育で育む力が変化している今、子供に「課題の設定、情報の収集、整理・分析、まとめ・表現」のプロセスを視覚的に示したり、繰り返したりして力を付けることが大事だと学びました。徐々に学び方を身に付けさせ、学習の内容や資質・能力の育成に重点を置くようにしたいと考えました。

【実践の報告と、討議】

 本日は、現場の教員は「今、力を入れていること」「最近の授業の様子」、「みんなと議論したいこと、三井先生への質問、悩み」を報告・相談しました。研究を行っている学生は「現場の教員の実践を見て考えたこと」を報告・相談しました。仕事が始まり、各学校の考え方と取り組み方、子どもの実態と向き合いながら学部生時代に研究室で学んできたことを活かそうと奮闘していることが分かりました。討議の場面では、悩みに寄り添い、それぞれの考えや実践を交えながら話をすることができました。今後も、教員や学生との関わりを大切にし、実践や悩みを報告・相談することを大切にしていきたいと考えました。

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 新年度が始まり、約一ヶ月が経とうとしています。教師を志した気持ち、教員採用試験のために努力した日々、初めて各学校の子供や教師と出会った喜びを忘れずに、来月も謙虚に向上心を持って学び続けていきたいと思います。

(渡邉)