2024.10.29 第15回学び研記録
本日は,第15回学びデザイン研究会がオンラインで行われました。三井先生から次期学習指導要領へ向けた動きと港区の小学校の授業についてのお話をいただき,ゼミ生は日々の授業実践や学校行事に向けての取り組みを発表しました。
ーーーーー
【次期学習指導要領へ向けて】
三井先生から,次期学習指導要領へ向けた動きと港区の小学校の授業についてのお話をいただきました。まず,次期学習指導要領へ向けた動きに関して,授業のあり方の変化や生涯にわたって学び続ける資質能力がこれまで以上に重要であるというお話をいただきました。それらに伴い,授業では生成AIやクラウドツールを積極的に活用,校務はDX化の促進など,これまで以上に学習者も教師もICTを活用していく必要があります。その際,ただICTを活用するのではなく,なんのために活用しているのかなどを考えていきたいです。
また,港区の小学校の授業についてのお話から,学習の流れや見通し,大事なキーワードを授業のはじめに共有する重要性について学びました。学習者が自己調整しながら学びを進めていく際に,目的が明確であることが重要です。まずは学習の手引き通りに進めるなど段階的に学習を進め,必要に応じて,一斉と個別の使い分けを意識していきます。そして,自身の学び方を振り返る時間を設け,何を学んで,何を得たのかを可視化することの重要性を学習者に伝えていきたいです。
【同期の発表】
今回は,二学期の授業実践や学校行事に向けての取り組みを発表していきました。まず,授業実践に関しては,学習者がチャレンジしたいと思えるような工夫,学び方を表にわかりやすくまとめて示す工夫,動画教材などの工夫が見られました。また,授業の最後に教師が一斉でまとめを行うかどうかについて議論を行いました。教科の見方・考え方は,学習を行う上で重要な視点になるため,一斉で確認すべきだと三井先生からご指導いただきました。また,まとめを行うべきか悩んだら子供に聞いてみるのがいいのではないか,というご指導いただきました。教師側の視点で考えるより,学習者に直接に聞き,学びやすい学習環境を構築していく重要性を改めて感じたため,意識していきたいです。
また,二学期は運動会や学園祭,自然教室,合唱祭など学校行事が多くありました。学校行事を通してクラスの絆が深まったり,男女の関わりが増えたりする姿が見られました。そういった変化を教員は見逃さず,良い学級経営へと繋げるようにしていきましょう。
ーーーーー
今回もありがとうございました。本日は三井研のOBがきてくださいました。今回は,主に企業でのお話を教育現場に落とし込んでご教授くださいました。今回のお話をそれぞれ教育現場で活かしていきましょう。
今後ともご指導のほどよろしくお願いいたします。
(山内)