
東京ビッグサイトで開催中の NexTech Week へ。
AIを活用した業務改善,人材育成に関する最新情報や製品の情報を収集することが目的。
こういう分野は教育系よりも企業を対象にした製品の方が進んでいる印象。
今回の収穫として,AIエージェント,RAGがあった。
AIエージェントは,人間が決めた目的に対して,自律的に判断・行動するAIプログラムであり,
学校でうまく応用できれば校務の大幅削減につながる可能性を感じた。
人が増やせない学校現場では,テクノロジーを活用して効率的に仕事をこなすしかないのが現状。
効率だけがすべてではないが,効率化できるところはどんどん効率化していかなければ学校は疲弊する一方である。
今回参加して感じたのは,AIの活用は大きく3段階に分けられ,
最新の事例ではフェーズ3まで進んでいるということだった。
教育現場はやっとフェーズ1を始める学校が増えてきたという印象。
フェーズ1 生成AIの導入
ChatGPT や Gemini を導入し,文章の作成支援等で活用
フェース2 RAGを用いた自組織に特化したAIの導入
組織内固有の情報を参照できるようにすることで,精度をあげた生産活動を行う
フェース3 AIエージェントの開発・導入
自律的にタスクを実行するAIプログラムの開発・導入
例えば,AIエージェントを使えば,
・カレンダーから空いている時間帯を自動抽出
・相手に面会を依頼するメールの文面を自動作成し,送信
・相手の返信内容に応じてカレンダーのスケジュールに追加
といったことを自律的に考え,実行してくれる。
これまで一つひとつのタスクに人が関与していたのとは大きく異なる。
もうここまで来たのか,という衝撃。
新たな研究テーマも多数見つかり,収穫が多かった。