2022.07.13 第108回ゼミ
今回のゼミは,三井先生がご不在のため,指導教員である常葉大学の笛木先生に集団討議のご指導を頂きました.
【テーマに沿った回答を導く】
今回の練習では,「優秀な教員とは」「小学校の担任として児童が学校生活を安全に過ごすには何を徹底することが重要だと考えるか3つにまとめよ」の2つのテーマで討議を行いました.1つ目のテーマでは,考えをどのようにまとめたら良いかわからない学生がおり,2つ目のテーマでは,「担任として」という部分が抜けてしまっている学生や「徹底する」という部分が抜けている学生がいました.今回のように与えられたテーマに対する解釈のずれが生じてしまうと円滑に討議ができなくなることや,的外れな回答をしてしまう可能性があります.そのため討議を始める前にテーマを確認したり,途中でテーマに沿った討議ができているか確認したりすることが大切だと感じました.
【集団討議の評価項目】
笛木先生から,集団討議で面接官がどこを見て受験者を評価しているのかを教えていただきました.面接官は集団討議で,1自分の考えを伝える力.2一対複数でのコミュニケーション能力.3協調性.4意見をまとめる力.5それぞれの役割に求められる力.の5つの能力があるか否かを見て,判断しています.私達ゼミ生は,ワークショップや教員研修,優良校の授業参観等に参加させていただく機会に恵まれているため,笛木先生に自分の考えを伝える力があると仰っていただきました.しかし,自分の考えを伝える力は集団討議において武器になる一方で,協調性を意識できないと弱点にもなり得るというご指導を頂きました.そのため,集団討議では,自分の考えを伝えるだけでなく,グループ全体を見渡し最適解を導くために求められる対応を考えて,グループ全体が合格できるような立ち回りをしていきます.
本番の集団討議では,初対面の方たちと話し合いをしなければなりません.したがって,今後は三井ゼミの仲間だけでなく,他の専攻やゼミの方たちとも練習を行い,多様な考えを持つ受験者を相手にしても円滑な討議ができるようにしていきたいと思います.
(杉山)