2023.06.07.第8回院生ゼミ
本日は第8回院生ゼミが行われました。三井先生から,「学習環境」に関するお話をいただき,ゼミ生は各自の研究の進捗を報告しました。
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【本時の学習について】
三井先生から,学習環境デザインするための7つの視点についてお話をいただきました。
学習環境とは,什器だけでは無く,様々な要素で構成されています。学習者が主体的に学習が出来るように,環境を構想し,授業実践を行う必要性があります。
学習環境は7つの観点で見ることができ、「思考の重視」,「表現の重視」,「意欲の重視」,「体験の重視」,「協働の重視」、「個性の重視」、「学びの重視」が挙げられます。その中で「学びの重視」が特に重要です。「学びの重視」から他6つの視点を意識していく必要性があります。
お話をいただいた後、「学びの重視」として「自分の考えを説明できる」という目標を立てたとき、どの視点で環境を構成していくのかという議論がありました。その際,「協働の重視」や「表現の重視」といった視点で環境を構想していく必要があります。その他にも、自己調整の視点では「思考の重視」,子どもの学ぶ意義を感じてもらうためには「意欲の重視」が必要になります。学習環境を設定することによって,生徒の主体的な学びに繋がり,自ら成長できることをお話しいただいた中で学ぶことが出来ました。
【研究の進歩・報告】
今回も引き続き,ゼミ生が各自の研究の進捗を報告しました。
私自身,研究の課題について,先行研究の読む上で「その研究で明らかになったこと何なのか」,「その研究の限界や気になるポイント」について整理が出来ていませんでした。論文の理解が不十分だったことを今回学びました。今回の学びを機に,読んだ論文を理解し,研究の課題発見に向けて意識していきたいと思います。
ゼミ生各自が違ったテーマで研究を行っているため、研究の進捗を報告し,お互いにコメントする協働的な学びを意識してアウトプット出来るようにして行きたいと思います。
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本日のゼミもありがとうございました。
次回も引き続きよろしくお願いいたします。
(青木)