2020.09.30
第22回のゼミがオンラインで行われました。
今回は,三井先生からはメーガーの3つの質問について,4年生からは統計について学びました。最後に1人1台端末になり困難に思うことを挙げました。
【メーガーの3つの質問】
三井先生より,メーガーの3つの質問についてのお話がありました。
メーガーの3つの質問を以下に示します。
学習目標:どこへ行くのか?
学習方略:どうやってそこへ行くのか?
評価:たどり着いたことをどうやって知るのか?
授業者に「この授業で児童が何ができるようになっていればいいの?」と聞いても答えられないことがあるというお話を伺いました。
学習をする上で,スタートとゴールを明確にすることがとても大切です。例えば,学習者が何を学習していて何ができるのか,授業終了後に何ができるようになっていればよいのか,そしてそこまでにどのような手立てを行うかということが指導者には求められています。私は,今教えるということ・人材育成について研究しています。研究から,これらは学校現場だけではなく,人が学ぶ時にはいつでも必要であると思いました。
自分が教えるときにはメーガーの3つの質問を意識し,スタートとゴールを明確にしていきたいです。
【4年生からのミニレッスン】
4年生からのミニレッスンでは,先週に引き続き,統計のお話がありました。
分析方法の1つである直接確率計算1×2が使われている論文の読み取り方を学びました。論文では,統計の計算結果が文章だけではなく表で表されていることがあります。文章だけではなく表を用いることで,結果が読み手に伝わりやすいということを学びました。自分の研究で統計を行った結果を示すときには,読み手のことを意識しわかりやすくするため,表を活用していきたいです。
論文を読むときには,今回学んだことを生かし,実際に計算しながら読み進めていきたいです。
【1人1台端末になり困難な事】
GIGAスクール構想で,1人1台端末の時代になります。導入された際に困難となることをスプレッドシートに挙げていきました。管理は誰がするのか,トラブルがあった際だれが対処するのか,授業外も端末を使ってよいか,等々の様々な視点からの困難となることが挙げられました。
これから学校現場では,1人1台端末の環境となり,混乱することが多くあると思います。その時に、1人1台端末での知識と教師同士の連携が大切であると感じました。
今から1人1台端末の知識をつけ,自分が何をやらなければならないのかを考え,学び続けていきたいです。
(早川)