2021.09.28
本日,第62回のゼミが行われました。
【何に気を配るのか】
三井先生のお話の冒頭で,ある動画を視聴しました。動画の内容は「ボールの受け渡しが何回行なわれたのかを数える」という内容でした。ゼミ生全員が動画内で何回ボールを受け渡ししたのか数えている中で,一部のゼミ生が「動画内にゴリラが出てきた!」と盛り上がる場面がありました。
動画内にゴリラが写っていたことに気がついたゼミ生は半数もいませんでした。普通に動画を視聴していれば,気づくはずの異様なゴリラの登場です。このように,同じものが視界に入っていても意識の向け方によって見えるものが違ってくることを「非注意性盲目」といいます。
このことは,実際の学校現場でも同様です。学校に多くの児童生徒がいるなかで,どのような視点で子供たちを見ているのか,その見方によって同じ場面であっても捉え方が異なります。一方で1つのことに注意していて,他方で子供たちの変化に気がつかないと場合によってはトラブルに繋がります。常にアンテナを張り巡らせる必要がありそうです。
他にも学校現場では,子供たちの見方・考え方を養うべきと耳にしますが,教師も例外ではないようです。教師も見方・考え方を働かせて,多面的・多角的に捉えることが必要だと感じました。日常的に見ている光景も教師によって多様な捉え方が考えられます。例えば,静かな子供を見て、「今日は元気じゃないな…」という見方もあれば「クラスが静かで良い」という見方もあります。日々同時並行で多くの子供たちが生活する学校において,教師へ求められる見方・考え方について考えていきたいと思います。
【3年生の得意プレゼン】
今週は,韓流スターやアイドルについて熱くプレゼンをしてくれました。私の知らない世界で,とても興味深く現代の流行を知ることができました。
この三井研究室には14名のゼミ生がいます。十人十色という言葉がありますが,みんな趣味嗜好が異なるので,14人14色の賑やかなゼミになりそうです。なかなか会えない分,オンラインでもお互いのことを知る機会が沢山あったので,対面でのゼミがスタートした際にはお互いの個性を十分に発揮しながら関わっていきたいと思います。
県内全域に発令していた緊急事態宣言も解除され,次週からは対面でのゼミが開始します。感染症対策を怠らず,卒論に向けてお互いに切磋琢磨していきます。
(野末)