プログラミング教育の研修会

山梨県総合教育センターでプログラミング教育に関する研修講師を務めた。
ソニーのMESHを活用した研修であった。

前半はソニーの今村さんによる実技講習が行われた。
初めてMESHに触れる方が多かったので手とり足取り指導するかと思ったが,
意外にも「では,やってみてください!」という形であった。
受講者は試行錯誤しながら指示されたプログラムを組むことができていた。

このようにまずはやってみて,機能を探していくということが大事なのであろう。

後半は「あったらいいな,こんなもの」をグループで考え,プログラミングをしてもらった。
プログラミングを作ることより,何をつくるか,というアイデアを考えることが難しかったようである。
私達は,与えられた問題を解決するよりも,問題を発見することのほうが難しい場合が多い。
だからこそ,学習の基盤となる資質・能力では,「問題発見・解決能力」と定められ,
問題発見にも重きが置かれているのだろう。

少人数の受講者であったので,コロナ禍のなかでも対面で研修が実施できた。
MESHは触ってみないと分からないことが多い。
1人1台端末が導入され,プログラミング教育がやや下火になっているが,
また盛り上がっていってほしい。