第18回三井ゼミ

2020.09.02

第18回ゼミ記録

本日、第18回のゼミが行われました。

今回もこれまでに引き続き、オンラインで行われました。

【ADDIEモデル】

はじめに、三井先生から学びをデザインするヒントとして、ADDIEモデルについてお話がありました。ADDIEモデルとは、分析、設計、開発、実施、評価を繰り返しながら学習者の現状を改善していく学習モデルです。

今回のゼミでは1週間を振り返るリフレクションシートの事前課題がありました。これは、毎日の進捗報告が少ない私たちの行動を基に、三井先生がADDIEモデルを使ってデザインしたものです。

このように、学習者に対する教授者からのアプローチには必ず意図があります。むやみに叱ったり注意したりするのではなく、仕組みを変えて方略をデザインすることで現状の改善を図ることが大切であると学びました。

また、良い授業も偶然生まれるのではなく、今回の事例のように教師があらゆる手段を考えて生まれています。教授者として学習者にどのように働きかけるか考えられる教師を目指していきたいです。

【4年生からのミニレッスン】

ゼミの活動として、小学校の授業視察に同行させていただくことがあります。

そこで、今回は、授業参観(学校見学)の仕方について、

①学級経営

②発話分析

③ICTを活用した授業

の3つの視点について教わりました。

例えば、学級経営の視点から見れば、線を引く時には必ず定規を使うことや、挙手は必ず右手で腕を伸ばして挙げること等の学習規律の徹底を確認できます。発話を分析すれば、児童と教師の発話傾向や、児童が授業内容を理解しているか、授業中に教師が喋り過ぎていないかどうかを見ることもできます。そして、ICTの視点で見れば、いつ、どのようにICTを使うと効果的なのかを学ぶことができ、今後の自身の授業展開に活かすことができます。

このように、授業参観や学校見学では、授業内容や授業展開だけではなく学級経営やICT活用の視点をから見ることが、より多くの学びを得ることに繋がるため重要です。

今後、授業参観や学校見学に行く機会があったら、今回の学びを活かし、授業内容以外にも視点をもって見に行くようにしていきたいと思います。

(中山)