第122回三井ゼミ

2022.12.07 第122回三井ゼミ

今回もオンラインでゼミが行われました。

ーーーーーーーー

【人口減の中での教育】

 本日は、沖縄県や山梨県の現状から、学校教育でできることについてお話をいただきました。2019年10月31日に沖縄県那覇市の首里城で火災が起こり,正殿を含むほとんどが焼失しました。当時の首里城は戦災のために復元したものではありますが,2000年に世界遺産となり,日本だけでなく世界中から親しまれていた首里城がなくなったことを悲しく思いました。教員になった際は,子供たちに喜ばしくない出来事について話をする機会があります。子供には,県や地域にあるものを大切にして,出来事を通して何を考えたのかを言語表現させ物事に対して考える力やお互いの考えを聞き自分の意見と比較する力を身につけさせたいと考えました。

 また,沖縄県では20歳から24歳の転出数が多いという現状があります。この現状は,三井先生が住んでいる山梨県においても同様でした。これらの理由として,子供たちは就職を理由に仕事のある都心へ出て行ってしまうことがあると教えていただきました。このような人口減が加速する中で,リモートワークが進み,どの地域にいたとしても仕事がある,働き方を選択できるようにすることは,とても重要であることだと感じました。学校教育では,授業でオンライン授業と対面授業を行ったり,リモートで地域の方や専門家から学んだりすることを通して,子供たちに社会でも行われている人との関わり方や学び方を身につけていきたいと考えました。

【卒業論文の報告・相談】

 今回はゼミ生が三井先生に卒業論文の執筆の現状と,疑問を報告・相談させていただきました。今年の9月から,常葉大学で新しく酒井郷平先生を迎え,三井先生と酒井先生から分析の方法や論文の書き方のご指導をいただいています。ゼミ生の多くが4章,5章で卒業論文を構成し,それぞれのペースで研究や卒業論文の執筆を進め,現在,ほとんどのゼミ生が第3章までを終えています。年末には,卒業論文を三井先生に提出します。提出日までにゼミ生の相互チェックを終え,無事に来年を迎えることができるように協力しあって進めていきます。

ーーーーーーーー

 12月になり,冬の厳しい寒さを感じる頃となりました。師走の時ですが,体調には気をつけてお過ごしください。

(渡邉)