第5回学びデザイン研究会

2023.7.25 第5回学びデザイン研究会

本日は月に一度行われる学びデザイン研究会が行われました。三井先生のご指導や学部時代の同期の日々の実践から多くの学びがありました。

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【初任者の大変さ】

三井先生から,初任者の大変さに関してお話をいただきました。学部時代に三井先生から個別最適な学びや授業の中でクラウドを活用することの大切さなど授業参観や日々のご指導から学んできました。しかし,学校現場の先生方は忙しく,個別最適な学びを学習する時間がなかったり,クラウドを活用することの良さを知らなかったりします。そのため,初任者の多くが大学時代に学んできたことを学校現場で実践する際に,周囲の先生方との教育観とギャップが生じ,苦しい思いをすることがあります。

個別最適な学びやクラウドを活用することに関しては,新しい実践に思えますが,従来の授業実践と重なる部分があります。例えば,子供の興味・関心に合わせた一人一人の学びを重視することや机間指導から一人一人の子供にそれぞれ適切な支援を行うこと,自由に子供同士で話し合うこと,相談することは個別最適な学びやクラウドを活用した学習と通じるものがあります。

学校現場の先生方は日々多忙です。だからこそ私たちは大学で学んできたことを学校現場の先生方に還元していく必要があると思います。学校は組織で動いているため,組織の一員としてそのような先生方との交流の仕方や日々の授業実践,校務の在り方を考え続け,当たり前にならないようにしていきたいと思います。

【同期の発表から】

同期の多くが夏休みに入り,一学期の反省や二学期に向け,今後何を行うのかを話し合いました。一学期の反省では,授業実践に慣れてきたからこそ,テンポ感を意識したいといったことや協働を活発に行えるようにしたい,学習規律を徹底することができたといったことが共有されました。それぞれの違った悩みや現状が共有されましたが,「子供の力をさらにつけたい」や「一人一人の子供を大切にしたい」といった思いは共通していたと思います。今後も日々の実践や悩みを共有し,学び合うことや相談できる関係性を大事にしていきたいと思います。

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多くの同期が夏休みに入り,時間にゆとりが生じています。一学期に実践できたこと,できなかったことを振り返り,二学期以降の日々の実践に繋げていく姿勢が見られ,お互いに高め合いたいと感じました。

私は大学院に進学したため,学校現場で日々尽力している同期の姿を見ると早く学校現場で働きたいと思うと同時に,毎日好きなだけ研究や読書ができる時間があることは恵まれていると感じます。立場はそれぞれ違いますが,学び続ける姿勢を忘れず今後も精進してまいります。

本日もありがとうございました。

今後ともご指導のほどよろしくお願いいたします。

(木野)