第15回院生ゼミ

本日は第15回院生ゼミが行われました。本日もとても有意義な学習ができたこと,新たな視点を獲得できたことに喜びを感じております。

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【目標に関して】

本日は,小さな目標(具体)と大きな目標(抽象)に関してご指導いただきました。授業設計において,単元や本時の目標を立てる際には,大きな目標(なりたい姿)も意識させていくことが重要であるとお話いただきました。このことを子供や教師は,どれだけ意識して学習することができているのかを再確認する必要があります。授業を設計する上で,小さな目標と大きな目標をどのような視点で捉えるのか,どのように関連づけるのかが重要であり,大きな目標を見失わないようにする必要があります。

例えば,授業におけるICT端末の活用は,汎用的な資質・能力を育成することが可能になるため,大きな目標を通して培われる力を育成するための手段となります。しかし,大きな目標は,小さな目標である教科等の目標と直接繋がっていると捉えづらいため,授業を行う際に大きな目標を意識しなければ,ICT端末を活用しなくても良いということになってしまいます。現行の学習指導要領は,GIGAスクール構想を想定していない内容となっているため,学習指導要領に沿った授業を行っても,ICT端末を活用しなければ汎用的な資質・能力を育成することは難しいです。授業において子供たちは,授業方法から学べることもあれば,授業内容から学べることもあるので,小さな目標と大きな目標を両方意識し,今後授業を設計していきたいです。

大きな目標を通して獲得できる汎用的な資質・能力は,予測困難な時代を生きていく子供たちにとって大きな影響を与えると思います。まずは,教師が大きな目標を意識して授業を行い,その上で将来子供たちが自立して学習できるよう,子供たちにも大きな目標を自覚させていく必要があります。最後に残るのは,大きな目標を通して培った力であることを伝え,学校を卒業し社会に出てから,汎用的な資質・能力は大いに生きていくことを,教師である私たちが伝えていきたいです。

【研究の進捗報告・相談】

本日は,研究の進捗報告を行ったあと,実践を終え,事後アンケートを行うゼミ生のアンケートの質問項目の吟味を行いました。調査対象の年齢に合わせた言葉遣いで項目を作ることで,子供が質問の内容を具体的に捉えることができ,回答しやすくなります。その際,原典の質問項目や参考にする文献から言葉を言い換えることによって,本来の意味とずれていないかを確認する必要があります。似たような言葉だと思っていても,実際は異なる意味を持っている場合もあるので,慎重に吟味していくことが重要です。今回学んだことを今後の研究に生かしていきます。

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紅葉の時期になりました。実践が終わった人もいれば,これからという人もいます。それぞれ個の学びで終わらせるのではなく,互いに共有しあい,新たな視点を獲得しながら子供に負けないように成長しあっていきたいです。

本日の院生ゼミでもご指導いただきありがとうございました。今後ともご指導のほどよろしくお願いいたします。

(山内)