第9回学びデザイン研究会

2023.11.28 第9回学び研記録

 本日は,第9回学びデザイン研究会がオンラインで行われました。

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【その授業は子供主体か】

 三井先生から,自分の授業は「子供が考え,学ぶ授業になっているか」と批判的に考え続け,授業改善していくことの大切さを学びました。子供は,授業者が用意した活動内容や教材,指示・説明によって,自ら学び、仲間と共に学びたくなります。子供の力を付ける授業を行うためは,教材研究と授業での指示や説明が大切であると教えていただきました。教材研究では,教科書の写真や図,文章で子供に何を考えさせ,どんな力を付けたいのか,教材は,紙とタブレットのどちらか,または,両方良いのかなどと具体的に考えていきたいです。また,集団には,自走可能群と要支援群の2つの山があり、それぞれに合った指示・説明が必要だと学びました。全体への指示や説明の後で,個に合わせて追加の指示や説明を行っていきたいと考えました。

 また,社会人として,優先順位を考えながら学ぶ機会を大切にすることについてもご指導いただきました。社会人は一年間,どの時期も基本的に忙しいです。時間は限られており,忙しいからこそ,使える時間ややるべきことを理解し,優先順位を決めて行動することが大切だと学びました。そして,忙しくても学びの機会を大切にして,じっくり考えることも大切にしていきたいと思いました。

【学ばざるもの教えるべからず】

 同期の実践,研究報告を受けて,それぞれの実践や研究から自分が経験していなかったことや,思いつかなかった工夫などを知り得ることができ,大変充実した時間となりました。 同期のほとんどが,授業実践や学級経営で悩みを抱えており,その悩みは似ていました。しかし,会を重ねるごとに,同期の実践や悩みの質が上がってきています。学年をまとめる経験をしたり,自己調整学習に力を入れたり,宿泊を伴う校外学習を経験したり,他の先生の授業を参観して自分も実践してみたり,同期の実践に合わせて理論を組み立てていたりと同期がそれぞれの場で学んでいるからこその悩みが出てきました。報告後の話し合いでは,授業や学級経営に関してそれぞれが自分の思いや考えを共有していました。地域や校種,学年が異なる者,院生が所属していることで,より多くのことを学ぶことができています。今後も,同期の実践や研究,考えからお互いに学んでいきます。

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 今回もありがとうございました。今年もあと約一ヶ月となりました。短いですが,良い気持ちで今学期を授業や学級経営を変化し続けたいと思います。

 今後ともご指導の程よろしくお願いいたします。

(渡邉)